引っ越しして1年。ここに来てようやく室内ローラートレーニングの振動対策に一応の解決をみた。グロータックの銘機である4本ローラーQ1.1である。

自家製ブルカットに本家のブルカット3を重ねる。これで"呪いの石臼音"はほぼ解決した。マンション買い替えで唯一がっかりした騒音問題はこれでほぼ終了としたい。(もちろん、だからといって深夜・早朝に回すようなことはしない。)
※騒音問題といえば、ローラー愛好家として言いづらいのだが、平日昼間から夜にかけて室内エクササイズと思われるリズミカルなドスドス音が非常に不愉快である。ニンテンドーSwitchのリングフィットアドベンチャーだろうか。これが在宅勤務者にとって迷惑極まりない。ローラーの負い目があるから言えないが、集合住宅の難しいところだ。
ところでブルカット3だけで試したが自家製ブルカットとあまり変わらなかった。つまり自家製ブルカットは十二分に効果を発揮したといえる。まあでも素直にブルカット3を買うことを勧める。それが私にできるグロータック社への敬意の表し方。
というか私のように家庭内政治アピールであるとか、よほど金に困っているか、またはDIY好きでもなければブルカットを買ったほうが早い。
飲み会好きな人は自粛生活で金も貯まってきた頃だろう。DIYは仕上げにこだわらないと貧乏くさいし、さっさと買ったほうがよい。たかだか飲み会1〜2回分だ。私も今なら間違いなく1年前の自分に「ブルカットを16個買え」と言う。
【追記】
ブルカットはやっぱり8個でいい。私の自家製ブルカットは一辺が10センチで冒頭の写真のとおりブルカットよりも大きいのでうまくいっている感。追記終わり。
4本ローラーは入院&自宅療養で半年の休職に追い込まれて失意のどん底にいた私に生きる希望を、光をくれた。はっきり言ってZWIFTには不向きな4本ローラーは、ペダリングスキルが向上するのであえてお勧めする。それは改めて書こう。体調について不整脈は相変わらずだが、グロータック社には感謝しかない。
なお、後述するが正直、この2段重ねはあまり良くない。矛盾して申し訳ないが、実際には重心が高くなって危険だ。なのでチャンスのある人は戸建てを買うこと。さらには広い土地を手に入れて母屋でなく『離れ』でローラーする。首都圏だとまず無理なことは分かっているが、それは仕方ない。一方でZWIFT関連のFacebookグループを見ると、地方の人は結構いる。
※私はZWIFTのFacebookグループの表示を減らす設定にした。私よりも恵まれた環境を持つ人たちが羨ましくてイライラするからだ。早朝JETT練も楽しそうで羨ましい。コメントしているのはいつも同じ顔ぶれだが、彼ら彼女らはきっと楽しくて仕方ないのだろう。
ここで拙宅の現在の足回りをおさらいすると、上から順に
・ブルカット3
・自家製ブルカット
・12ミリの木板合板
・ALINCO150(1枚目)
・20ミリの硬めのバスマット
・ALINCO150(2枚目)
・6ミリ厚のカーペット
・フローリングの床
となる。

ケーキだな。ミルフィーユだな。レゴブロック。ここまでやれば、振動音についてOKかどうかは階下や隣室の入居者が決めることだが、少なくとも昼間は問題無いレベルだと思う。
ただし、これには唯一問題がある。この対策は重心が高くなる。自家製ブルカットが4センチ。ブルカット3が2.5センチ。木板の厚みが12ミリとバスマットが20ミリ。これにALINCOが2枚。
つまりローラー台が10センチ以上も高くなる。ALINCOの沈み込みを考えても、十分怖い。乗るのは比較的楽だが、ZWIFTを終えて降りるときが非常に怖い。はっきり言って危険。
想像がつかない人はサドル(というかBB)が10センチ上がったと言えばお分かりいただけるだろうか。もしくはホイールの直径が20センチ大きくなったといえば伝わるだろうか。
なのでついでにQ1.1用の発射防止ローラーも購入したが危険なことに変わりはない。700W以上出すようなシチュエーション、例えばレースなんかで頑張ることは控えるべし。この辺はまた改めてまとめようと思う。
最後にグロータック社のブルカット開発秘話へのリンクを貼っておく。技術者の創意工夫に改めて敬意を表す。
あとはステイホームで室内エクササイズをする人たちの規則正しいドスドス音が解決される日を夢見る毎日だ。