やさぐれメモ

やさぐれたアラフォー男性の自由帳

旅立ちの日に


Alteryxを使った集計がうまくいかない。心が弱る。現状の4Kモニター(タテ長)も良いけれど、フローを確認するのに21:9のモニター(ヨコ長)が欲しい。逃避して3440:1440のUWQHDを物色する。職場に並んでいるのと同じLG製の15万円をポチるところでボスからメール。身構える。

メールは「ログインID何だっけ?」という質問。ボスからの連絡は電話が多い。ご家庭の事情で(パートナーの癌再発)、最近メールは少ない。だからメールを受信するたびに、ついに来たかと身構えてしまう。懸念は退職勧奨である。

退職勧奨。

退職勧奨。

退職勧奨。

 

仕事は厳しいけれど勤務拘束は程よくゆるくて、給料も良い。自転車通勤も、なんなら徒歩通勤も可能だ。小さな子供を抱える身としては最高。こんなフィクションのような素晴らしい環境を失いたくない。超絶ホワイトだし、周囲は性別国籍問わずみんな優秀だし。

(社内で相対的にデキない人が退職していくだけだけど、その新陳代謝は大切。そうなんだけど、仲の良かった札南の人も今月いっぱいで辞めてしまう。寂しい。)

 

せっかくここまで這い上がってきたのにな。

 

新卒で、叩く蹴る突き飛ばす・定規やファイルで頭を叩く・成績下位営業所の罰として全員早出遅退・営業所売上最下位社員は毎日床を雑巾がけ・売上最下位の社員にカシオのデジカメを無理矢理買わせる。売上が足りずカラ売りで年に数人が解雇される。全国で社員たった300人程度の会社で解雇多すぎ。不倫もそこそこ。動物園。

そんな世界に新卒で入ってしまった。暴力と不正が蔓延る世界。北斗の拳。能力が足りないって悲しいね。

 

そのブラック企業で、入社半年でいったんは退職願を出して社長から直々に慰留をいただいて、元暴走族で実はスタンフォード大学出身の上司と社長と二人三脚、その後クーデターなどを経験して3人の社長と計7年。

スタンフォード大学と荏原ZERO神&ブラックエンペラーOBの上司からベルサーチの腕時計を餞別に快く送り出されて超絶ホワイト企業に転生。そこからさらにキャリアアップして、何とかここまでやってきた。

 

よく頑張ってきた。もう十分だろう。よく生きた。最初のブラック企業で元ヤン上司と仲が良い良識派の総務課長(生ゴミ総務部長の部下)の言葉が印象的だった。

「世間一般には、基本給が年齢✕10,000円貰えればすごいこと。君はそういった世界を目指すんだよ。いるべき世界はここじゃない。」

 

月収70万円80万円90万円100万円を夢見てやってきた。ビジネスエリートとして見上げてきた外資系戦略コンサル。そんな、ローランド・ベルガーやマッキンゼーなんかと転職後に一緒に仕事ができて楽しかった。もう十分だ。逆転人生をよく頑張ってきた。

まだ働かなければならない。あと30年?40年?もう絶望しかない。

 

希望退職という名の退職勧奨は一般的に上長との意思確認面談が行われる。もちろん会社は社員をすでにふるいにかけている。

  1. 残って欲しい、希望退職に応募してほしくない社員。
  2. もしリストラ枠が埋まらなければ手を上げてほしい社員。
  3. 退職してほしい社員。

 

私は毒である。「毒をもって毒を制す」の毒である。社内の様々な猛毒に対して対消滅しかけながらも、なんとか生きながらえてきた。蠱毒。社内のヤバい人にアサインされては相手の足元にいくつもの落とし穴を掘ってきた。(自分が入る墓穴も掘りながら。)

なんでも屋でやってきてしまった私はオールラウンダーでゼネラリスト。そんなアラフォーに、労働市場での価値がどれほどあるだろうか。他にやりたいこともなく。

 

知らず知らず、人生への期待値が高くなっていた。バカなままで底辺で生きていればもっと楽だっただろうか。ヤフコメに入り浸って敵を探して文句をつけて、チンピラな人生。

そうじゃないよな。楽しめる素養というか、目の前を楽しめる力を備えていないんだ。何を見ても楽しいと思えない。思おうとしない。勉強と偏差値もそう。ロードバイクとZWIFTもそう。ランニングとZWIFTランもそう。

 

全てはかりそめのうたかたよ。

 

ひらがな続くと読みづらいな。