やさぐれメモ

やさぐれたアラフォー男性の自由帳

デザイナーのジョブディスクリプションは業種はもちろん会社によって全く異なるから一概に言えないけど、芸大に入りたいのと、任天堂に入りたいのと、その仕事をやりたいのとを分けて考えるといいんじゃないかな。

僕の数メートル先に座っているデザイナーは国立の超進学校から芸大に滑って私立のいわゆる美校だけど、デザインに向き合うにあたっての想像力・連想力、プロダクトを手に取るコンシューマーに、本当に手を取らせるためのシズルやらアッピールポイントやらを、プロダクトコンセプトから逸脱せずに構図や色彩で表現して、ラフ画を社内の関係者にアサーションして広告代理店のデザイン関係の人たちと詰めていく。

一般教養はもちろん、プロダクトの成立背景に対する正しい理解と深い洞察、そしてそれを具現化していくのはデザイナーたるところ。そしてそのアウトプットを世に出すまでのネゴシエーションは鋭敏明晰な頭脳だったり(後から「あの人、竹早らしいですよー」と聞かされてさらに納得、みたいな)、1ミリの隙間しかない論理展開だったり(相手を完膚なきまでに叩きのめしたりしない)、クールでポーカーフェイスを貫くと思いきや、ごくたまにニヤッとした顔を見せてプロダクトよりも自身への興味関心を抱かせるスタイルとか。

もう一人はほんわかお母さんだけど、誰もが知っている広告を作ったりしている。彼女のリードは素晴らしい。デザインセンスともだけどそれ以上に誰もが賛成してしまう話のもっていき方がうまい、反論の余地がないんだけど、ほんわかしているからプライドの高い人も顔を潰されることなく承認してしまう。彼女にしかないプレゼン力。

孤高の天才を目指すなら、お金と気持ちの続く限り芸大を目指せばいい。
任天堂に入りたいなら関係者の言うとおり知的で個性的な学生が集まりそうな進学校から東大京大早稲田慶応あたりを卒業して、つまりプロダクトを世にリリースするにあたっての糧、若いうちに鮮烈な経験を積めそうな環境を選びつつ、就職戦線を突破するのに有利になりそうな人間味とか知的好奇心を深めることができる環境なら難関校でなくてもいいとは思うけど全国の生徒会長や学級委員、もしくはあえてそういった役につかずにきた本物たちと触れ合いながら、就職を成功させるのがいいだろう。
単純にゲームを作りたいなら任天堂にこだわらず、もっと尖った企業まで視野を広げるのがいい。

中3で進路を固めてしまうと、この場合は特に具体的なのでコケたときにリカバリーしづらくて人生にコケかねない。

あと芸大OBじゃないから芸大の事情は知らないけど、私大でも特に学部カースト上位はごく一部の本物を除いて基本は小心者の集まりである。偏差値70オーバーが集まってくるので、他人との比較に生きてきた奴は滑稽なほど必死だよ。今では本人も笑い話だけど、彼が高校時代の成績を持ってきたのには失笑した(数ⅡBが全国偏差値80!)。あとは早稲田の政経、特に経済学科なんかはそう。就職活動で大学名を言うとき学部まで言うのは決まって経済。「ワセダのセーケーです!(経済学科だけど東大の滑り止めに、安全のために政治ではなく経済学科にしたわけで本当は政治でも良かったんだけど数学も好きだからry)」
下位学部でも「本当は法学部に行きたかったんだけどね、この学部でも法律を勉強できるしね」と早口で言うナントカ第一高校出身の女の子とか(今は毎日子供のキャラ弁SNSにアップする幸せアラフォー)。

まあ、頑張れ。