やさぐれメモ

やさぐれたアラフォー男性の自由帳

グロータックのローラー台を検討する

我々自転車乗りは泳ぎ続けないと呼吸ができずに死んでしまうマグロの如く、クランクを回し続けないと生きていけない生き物である。

しかしこの世界は思った通りに行くわけもなく、貴重な休日に雨が降ったり、優先すべき家族の事情があったり、機材トラブル、はたまた体調不良などにより自転車に乗れないことが多々ある。

週末にしか乗れないパパママサイクリストなどは、例えば土日が両方潰れてしまった場合は2週間乗れないわけで、そうなると日々仕事や育児ですり減った心はとても大きなフラストレーションを抱えたまま2週間目に突入することになる。

この由々しき問題について取りうる道は2つある。ひとつはローラーを回すこと、もうひとつは自転車機材を「ポチる」ことである 。人によっては「IYH(イヤッホゥ)」などと表現したりもするそうで、いずれにしても日常生活には絶対に必要ない十数グラムの軽量化のための高額なカーボンパーツ等の衝動買いと、それに対する背徳感&開き直りを併せ持ち、そこに開封の儀をすっ飛ばして計量の様子などをアップされたりすると、とても香ばしくて心から羨ましく思う。

さらには上記の合わせ技で、すでにローラー台を持っているにもかかわらず、新型のローラー台をポチるという荒業を今まさに繰り出そうとしているやさぐれた男を、僕は知っている。

過去になくやさぐれているこの男、沈んだ気持ちで開いた某サイトで思いがけずハシビロコウのショッキングな画像を見てしまった結果、精神的に動揺して画面に勢いよくつばきを飛ばしてしまい(現在は削除されているようだ) 、さらには1970年代半ば生まれの団塊ジュニア世代の方々がやりがちな『キン肉マンハラスメント』を受けて、それに屈してはいけない、負けてはならないと堪えた結果、表情筋や腹筋を痛めてしまったが、己の自尊心の高さ故に結局スルーしてしまって、それがローラー台のインプレ検索で迂闊にもまたこのサイトにたどり着いてしまったのである。モニターの汚損や身体的精神的な苦痛(?)については訴訟を起こして法廷で賠償を求めても絶対に勝ち目がないので痛めた頬と腹を撫でながらどちらかというと人の心の優しさに枕を濡らして過ごしているこの数日間である。なお、ラーメンもいいが、それとは別にうどんで手を打ちたい(うどんを打ちたいわけではなく、埼玉が誇る個人的に最強と思う手打ちうどん「めんこや」を超えるかもしれない、あのうどんを食してみたい、と失礼を承知で偉そうに返歌しておこう、そんなことを書けるくらいまでには精神的に回復してきている)。

 

そもそも団塊ジュニア世代を兄に持つこのやさぐれた男は、キン肉マンについては当時170円のジャンプを兄100円やさぐれ70円で出しあって毎週リアルタイムに読んでいたし(どちらかといえばウィングマンとかシティーハンターが好きだった)、コミックスでも全巻読破しているが、キン肉マン=プロレス=イジメの手段としてインプットされている。その理由は小学校1年生のときに同じ小学校で6年生だった兄がクラスメート数人と一緒に兄の同級生ゴトウくんによってたかってキャメルクラッチやらパロスペシャルやらクロスボンバーやらをかけて楽しんでいるのを目の当たりにして(ロメロスペシャルはうまくいかなくてすんだが最低なことにかわりはない)、この世に生を受けてわずか6年で兄に愛想を尽かしたのであるがそれから10年後くらいに近所のコンビニで偶然そのゴトウくん(ゴトウさん)に出会い「お前の兄ちゃんにやられたことを一生忘れないからな」と言われたのをそのとおりに母を通じて兄に伝えてやったものである。ちなみにそのとき幼少の頃から絵が上手くキン肉マンにインスパイアされてプロレス漫画を描くのが趣味だった兄は時代の荒波をもろに受けて就職に失敗して(現在まで)ニート、兄よりさらに絵の上手かったゴトウさんは高名な漫画家のアシスタントのチーフというポジションに若くして就いていることをやさぐれ一家は風の噂で聞いており、プライドだけは十人前の兄はメタメタに打ちのめされてギャアギャアと母に負け犬の如く小一時間遠吠えをしたそうでありその様子を聞いたやさぐれは母とともに「だったらゴトウさん本人に面と向かって言え」と思ったのであるがまあその点ではゴトウさんに身内の狼藉の謝罪と、一方でちょっぴり感謝されてもいいのではないかと思ったりもする。

 

閑話休題

で、ローラー台の目星をつけたら早速、定石通りにインターネットの海でインプレチェックをするわけであるが、ここで面白かったのが、機種の選定は似た者同士というか(抱えた悩みも同じで「同志」ともいえる)、同じような環境の人間同士で同じ機種を選ぶということを改めて知った。

というのも、入院中からずっと実走感と静音性を両立させた4本ローラー台の購入を画策し、退院後、友人宅を訪問してデモンストレーションをお願いし、その静音性にはやはり問題がないことを確認させてもらったにもかかわらず、落車の不安が消えないために改めて新機軸で興味深いハイブリッドローラー台のインプレを検索していたところ、先逹の轍というか、行き着く先が一緒なのだなぁ、と安堵の吐息が漏れてしまったのである。

もちろん一概には言えないが、レース活動に生きがいを見い出す実業団選手や、ロードバイクが三度の飯(朝練昼練夜練)より好きでかつ戸建住宅を建てた剛の者は子供の有無に関係なく3本ローラー。
ZWIFT大好きでかつイヤッホゥなサイクリストはレースとかグルメとかの実走スタイルに関係なく当然、スマートローラー中心(ただしその価格故にIHYしない良識的な方はこれに当てはまらないことも多い)。
そして集合住宅住まいのサイクリストは固定ローラー台、というか更新日付が新しいサイトは大体グロータックかミノウラのハイブリッド(というかグロータックF3.2)。ちなみにグロータックの4本ローラーはその静音性からかサイクリストの活動スタイルや子供の有無はあまり関係なく選ばれている印象を受けた。

グロータックのGTローラーF3.2について肝心な使用感はどなたのインプレを読んでも共通して「面白そう」という印象。たまにインプレがサブカル的な表現の方がいらっしゃって、途中何をおっしゃっているのかほとんど分からなかったりもしたが、育児の道は修羅の道、ローラー台はその人にしか見えない、分かりっこない、孤独で荒涼とした砂漠の世界。それはあちら裸子植物こちら被子植物というように相容れないというか、きっと、こちらの理解の及ばない世界があるのだろう(残念ながら4K対応テレビよりも優先すべきものが多々ある)。

 

結婚と衝動買いは勢いが大事でタイミングを逸してはならないのだが、自分は衝動買いするような人間ではないという薄っぺらい自尊心を捨てることができたなら、もっと楽に生きてこられただろうに、と思う。Excel家計簿に今回の入院費用と6月初旬納品予定のBTOゲーミングPC、BONTのシューズが重くのしかかる。

 

【追記】

サイトを立ち上げました。自分勝手な目線ですが、同じように悩みながら戦っている方々の支えになれば嬉しく思います。


育児と趣味(ロードバイク)の両立 | サイクリング夜明け前

 


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