やさぐれメモ

やさぐれた30代男性の自由帳

僕は宇宙か桜を必要としている

【追記】SACRAのKYLE5買いました!
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今の僕に必要なホイールはディープリムである。数時間前まで「ホイールはデュラエースC24で組む」と言っていたけど違う、錯乱していたがゆえの世迷言だ。ショップで店長とすり合わせしていたとき僕は明らかにヴィゴレッリしていた。お店で常連さんのコスミックカーボンが目に入った瞬間、僕は僕とお店で待ち合わせていた知人に「平地でディープリムってどーですかねー」という背中を押してください、いや、何なら突き飛ばしてください、とばかり回答一択の愚問を口にしていた。ニヤリと笑った知人、この知人、片手ぐらい?片手じゃ足りないぐらい?の台数のスポーツ自転車を持ちこのショップをもはや車庫としている常連の知人はスマホ片手に今話題のやつがあるんですよねーと用意していたかのようにブックマークからページを読み込んでホイールの画像とスペックや性能諸元のデータを見せてきて、そこから僕は記憶がない。これいいですよね店長、と知人が店長に話をふり、店長もそのカーボンホイールはーシマノの元技術者が開発しててーリムは軽量でーよぉく回るハブでー性能の割に20万円でお釣りが来てーチューブレス対応でースポークの組み方を選択できてー、とこれまた穏やかな笑みをたたえて尊いサンスクリット語を唱えてきて僕は天平時代の大仏造営の寄進を求められた農民が行基に感じたであろう尊い光を見た。ただかろうじて踏みとどまった。今日は注文しなかった。効果不効果いや幸か不幸か、いや幸いにも残念ながら日を改めて足りない部品を持参しなければならなかったからだ。サドルを忘れたのだ。オー、シット!いやこの瞬間の恍惚をもう一度得たかったから、興味のない素振りをした。必死だった証拠に汗をかいた。知人も店長もニコニコしていた。

 

落ち着いて考えてみよう。

 

自転車は関係ない。ロードバイクライフではなく僕の人生における今回のヴィゴレッリロードの役割、立ち位置は破断してしまったマグネシウムフレームと同様に完全平地用なのだ。間違っても山には行かない。いや間違って山に行くかもしれないが、それは錯乱しているがゆえにだ。山はSUPER SIX EVOというデュラエースDi2で組んだスーパーマシンがある。僕の言う平地練とはつまり週末の早朝、娘が寝ているうちに河川敷をギャッと走って、娘がミギャーと起き出す頃には素知らぬ顔で朝食の準備をしている。爽やかママには決して敵わないが、爽やかパパを気取るには短時間だけど巡航速度は35km/h以上で頑張らなければならない。アマチュアの身としてここで40km/hと書けないことに何ら劣等感は無い。何ら劣等感は無いけれども、それはそれとして勾配無しカーブ無し直線主体の平地実走で短時間高強度の練習に必要なのは50ミリ前後のリムハイトなのだ。24ミリの軽量アルミリムなんかでは決してない。山行くんじゃないんだから。そして今僕は決してヴィゴレッリなんかしていない。公称下戸の僕はお酒を飲まないから気のおけない仲間と居酒屋に入っても酩酊するくらいで決して酔わない。頬が紅潮して多弁になって倦怠感に襲われてよく眠れて帰りの電車で座ったら最後寝過ごすくらいで決して酔ったりなんかしないのに似ていると思う。

 

キヤノンEOSR?なんですかそれ?僕の8000Dとどう違うのですか?それで巡航速度上がるんですか?コーナーが連続する工業団地内でのクリテリウムを戦えるんですか?え?レンズアダプター?マウントEF-Sじゃないなら興味ないですすみません今急いでるんでごめんなさい。

 

僕は冷静だ。