やさぐれメモ

やさぐれた30代男性の自由帳

人生もホイールも淡々と回したい

f:id:yasaguredaren:20180417193841j:image

出張で訪れた無人駅で1時間ほど過ごす機会があって、ホームでつかの間の休息。山と畑と民家と駅。桃源郷のような駅で夢のような時間を過ごしていると近所のお父さんが話しかけてきて、訛りがきつくて何を言っているのかよく分からないうちに、僕は日本人とベトナム人ミックスカンボジアからやってきたビジネスパーソンということになった。

日本に来てどうだい?と言うので、開発途上国の立場から日本を褒めろということかと忖度。カンボジアと違って東京は高層ビルがスゴいですね、そして街がとても豊かで、まるで夢のようですとそこそこ流暢な日本語で答えたら、しわだらけのお父さんはとても嬉しそうで僕は吐き気がした。だけど人生の満足度はとても高そうに感じられて、タバコと土ぼこりの臭いがする初老の男性のことを羨ましく思った。

 

人生の半分を生きて折り返し地点。残りの人生をどう生きようか、最近そればかり考えている。


未知への挑戦はだいたいは楽しいのが当たり前で、素晴らしい未来が自分を待っていると当然のように考えるほどは若くない。青くない。キラキラした夢想を当たり前の日常に変換して淡々と続けるのが悔いなく生きることだと、ここ数年考えるようになった。

生きることとはふらふらせずに根を張って続けること。目指す理想は適度な高さにセットして、現実とのギャップを埋めて実現するのにお金と時間をどのくらい突っ込んで、どのレベルまで実現するか。金と時間と経験を使って、思い描いた生き方を淡々と現実のものにする。

 

『当たり前の日々をきちんと過ごす。良い出来事も面倒な出来事も、フラットな心でうけとめる。いろんな人やものを相手に淡々とキャッチボールするように生活のなかで生きる。そのために、健全な生活と心身を維持する。』

『「これをやる」のではなく「続ける」ことだって僕は今でも大事にしています』

有名人お二人のこの言葉はとても印象的だ。

 

資産運用と少し似ている。例えば株式取引。みんな自分は儲かると無条件に信じてスタートする。違う。売買手数料が発生するのだから儲かりにくい。勝率は五割じゃない。損しやすい。全然儲からない。それで仮想通貨に行く。やっぱり儲からず、損失が積み上がる。ちょっと考えれば分かることだ。目を覚ませ。騙されるな。搾取されるな。心を整えて相場を眺めるんだ。

明日の10万円を追わずに今日の目の前の1万円を確実に利益確定。毎日こつこつと丁寧に小銭を積み上げる。スマホをいじるだけで楽して儲かるのは快感だけど、他人がやっているのを見ると、自分のことを棚に上げて、なんて下衆で下品な生き方をしてるんだろうと思うこともあった。もちろん今は違う。その売買手数料で儲けるようなビジネスがいい。胴元。

二十代の頃、無計画な一人旅が楽しかった。見知らぬ土地で、その場で判断して選択するスリルがとても楽しかった。でも行き当たりばったりの旅路はやがてストレスになった。硬い座席や寝心地の悪いベッドや不味い食事が嫌になって、ちゃんと必要「以上に」金をかけるようになった。クオリティを確保しながら旅の目的を明確にして、計画して、達成プロセスを楽しむようになって、そしたらだんだん消化試合というか、ドラクエみたいな旅行はつまらなくなって目が覚めた。そんなのに金使うくらいならTACの簿記講座に使おうと思って会計の勉強を始めた。もう少し早く気付けたら良かったけど、これは一周しないと気付かない。ちなみに一番いいのは自宅でだらだら過ごすことだったりする。

ふるさと納税の返礼品やら株主優待やらが届くのは嬉しい。考えて判断して選択した、僕のマネタイズの結果。自分が生きてきた証なのだ。本当は優待なんていらないからその分増配するか、できれば自社株買いをお願いしたい。毎回そう思いながら、暇してるナンピン資金で食品メーカーを回転させてしまう。

回転といえばロードバイク。人生何度目かのローラー台が欲しいローラー台やりたい病が発生。淡々と回して過ごしたい。