やさぐれメモ

やさぐれた30代男性の自由帳

塩、最強

午睡から起きて2~3時間ギャン泣きしたあげく、泣き声ではあるけれどはっきりと

「おかあさん、来てー!」

と繰り返しはじめた娘。うちの奥さん懸命に抱っこするけど、娘はギャン泣き&エビぞりで「お母さん」を呼び続ける。正確には「来て」は「ぎぃでぇ」でしたが、必死に助けを求めて泣き続けました。ベランダに出て外の空気を吸わせてもダメ、廊下から街並みを見せてもだめ(見ないで泣き続ける)。

 

で、代わりばんこに抱っこしながら、ふと気付いたんです。あ、ヤバい、これ、うちの娘じゃない。何かがうちの娘に憑いてる。

 

そういえばうちの娘、2語はまだ無理でした。「お母さん」も無理。贔屓目に見てもせいぜい、とーたー(父)!おたーたん(母)!が関の山。それが泣きじゃくりながら、いつの間にかはっきりと聞き取れる声で母親を呼び続ける娘。どうしてもっと早く気が付かなかったんだろう。

 

努めて冷静にキッチンから塩を持ち出し、僕を目で追う奥さんを尻目にベランダと玄関前に盛り塩をすませた途端に、娘はパタリと泣き止みました。僕に言われて奥さんもベランダと玄関前、マンションの廊下に塩をパラパラと撒きました。娘はそれまでのギャン泣きが嘘のように、寝息を立て始めました。

 

 

数ヵ月前、すぐ近所のマンションで火事があり、幼い兄妹が亡くなりました。その当時はシングルマザーの母親は夜もお勤めに出ていて、子供達だけだったと報道されました。何かをきっかけに、その子達がうちにやって来たのでしょうか。情けないことに全く気が付きませんでした。

 

もともと霊感とか全くなかったのですが、ある霊媒者の方と縁ができたことをきっかけに、ぐにゃっとしたものを感じられるようになりました。だからと言って目に見えるものでもなく、何もできないのですが、こういった非科学的なものもちょっぴり頭の片隅に置きながら毎日を過ごしてみるのも興味深いものです。あと、塩最強。