やさぐれメモ

やさぐれた30代男性の自由帳

物事のすべてに意味を見出だそうとするもんでもないと、東大生に気付かされた18歳の夏

18歳の夏、予備校の仲間に誘われて僕は駒場にいました。東大を見に行かないか?って。

大学受験にサクラを散らせた僕は代々木で1年を過ごしました。大学に現役で進学した人は、同じ18歳ですでに大学の勉強をしている。その一方で僕はまだ高校生の勉強をしている。春先はそんなことをぼんやり考えていましたが、予備校で友達がたくさんできて、勉強もして適度に息抜きもできていたので、幸せだったと思います。

あれ以来一度きりの東大駒場キャンパスは、構内の様子はあまり覚えていなくて、たしか夏休みで学生もまばらで、自転車部で自転車のメンテナンスをしていた理一の地味な一年生との会話だけが記憶に残っています。

とはいっても、なんで東大理一を選んだのかという問いに、照れ笑いしながら、女子の多い文三にすればよかったというありがちな?回答で、なんで文三に出願しなかったのか聞き直したら、理系だったからって、なんていうかこんなポンコツでも東大に受かるなら挑戦してみようかなと考えたのです。

予備校への帰り道、ぼんやり考えました。あの夏の終わり、僕は18歳で、ちょうど岩波とか読み始めていて物事のすべてに意味を見出だそうとしていたのが、東大生との何気ない会話であっけなく崩れ去りました。

僕は現役のときは日本史選択だったけど、予備校の友達に勧められてちょうど政治・経済の勉強もしていました。面白いし大学の勉強に直結するからと言われて、それもいいなってこちょこちょ始めていました。文一と文三の後期ならセンターは英国と社会2科目、二次試験は英語と論文でしたから東大受けてもいいかなー、私立より学費安いだろうし、みたいな。

で政治・経済も大学受験レベルまで勉強することに決めて3教科4科目を回す毎日となりました。年齢で区切る生き方はしてきませんでしたが、あのぐうたら高校生が東大受験を決めるなんて!

年齢と選択で思い出すのは、街中にDA PUMPが流れていたあの18歳の夏なのです。


特別お題「『選択』と『年齢』」

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