やさぐれメモ

やさぐれた30代男性の自由帳

下剋上受験のつるかめ算

下剋上受験のつるかめ算を見て思い出した。ドラマと似た感じで手を挙げて、前で解いたのは僕と鈴木くんだった。

 

僕は□(しかく)を使って小学生らしい解法を示したが、鈴木くんはxとyのアルファベットを使って立式し(後に連立方程式と知る)途中で先生に止められた。彼は四谷大塚の正会員だった。

 

僕は鈴木くんとはとても仲良しで、テクニカルに解こうとした彼がとてもカッコよく見えたと同時に、彼を止めた先生が憎たらしかった。その先を、名門私立中を受験する彼の解法を見たかったのだ。

 

ちなみに彼は理科の授業で前科がある。僕と二人で挙手をして、内容は同じだったけど彼は「膨張」という言葉を使い、どこで覚えたのかと聞かれて素直に「学研の教材」と答え、先生をイラつかせている。

 

そもそも彼のご両親が薬剤師だかで、彼のでっかい家に遊びにいくと、ご両親のきちんと感がうちにくらべてハンパなかった。彼の自室には家庭用のコピー機があって、彼の科学雑誌をよくコピーさせてもらったものだ。彼は後に巣鴨中に進み、妹さんは「俺は開成落ちたのにアイツは桜陰に合格しやがった、くっそー(笑)」とのこと。

 

僕も両親が立派で、進学費用に余裕があって、僕にもやる気があったなら、巣鴨に行けただろうか。自校でもないのに僕の大学合格発表についてきてくれたりもした鈴木くんは、現在は医者として活躍している。