やさぐれメモ

やさぐれた30代男性の自由帳

ブラック企業は個人の意思関係ないから

ひさびさに腹が立った。怒りに任せて書きます。

>俺もそう。やりたいの。朝までクオリティあげたいの。土日返上でクオリティあげたいの。

>強制なんかされてない。マジで帰ったって怒られない。クビにもならない

労働時間が長いかどうかじゃない。個人の意思や尊厳がどれくらい尊重されるかです。ブラック企業はそこが問題。

あと、社員なんて簡単にクビになるから。
実地棚卸で数が合わなくてクビ(数十円の塩ビ管が数個、転売の価値なし)。
会社にフラッと現れた薄汚いおっさんを相手にしなかったら、それが実は抜き打ちチェックの取締役で「不敬罪」でクビ。


この人全然分かってない。ブラック企業はやりたくないのに強制させられるの。

僕のいたブラック企業広告業界じゃなかったけど、この人ブラック企業の本質を全然分かってない。ブラック企業は個人の意思や尊厳が踏みにじられる。大体はトップがそういう空気を作っちゃう。ヤクザな営業部長が営業本部長→社長になったときは最悪だった(後にクーデターで失脚。会社はさらにカオスに)。

毎朝7時頃に営業本部長から前日の営業成績に対する罵詈雑言のファックス。
予算未達の営業所は全員強制で早朝出勤。
売上最下位の営業は床を雑巾がけ。
隔週土曜日の会議は必修です。
別の土曜日は各営業所が「自主的に」若手主体で営業してます。
土日の納品は、所長の担当先でも若手営業が行かされる(当然、手当てなし)。
業界的にチンピラの多い得意先から、しょーもない依頼ばかりで仕事山積み、夜11時前に会社を出ると早く上がれてウキウキ。(依頼レベルは、よく分かっていないのに分かっているふりをしたくて「この画像1ピクセル小さくしといて」的な、でも真面目な若手はみんな真面目だからぜーんぶ対応しちゃう)。

日売予算未達が続いた営業はもれなく所長のローキック。
営業所の日売予算未達が分かった日には、所長の大号令で夜8時すぎから各営業がそれぞれの得意先にその日最後のお願い行脚(これは一部の営業所で流行。所長は営業所に残って缶ビールをプシュッ。営業も行ったふりしてコンビニでアイス食べて立ち読みして帰社。マジで不毛)。
で成績上がらないから、所長しょっちゅう交代(降格)。替えがいなくなって若手抜擢→叱責→若手たまらず転職、降格所長が再登板。毎年何十人も採用するのに社員増えない。慢性的に人手不足の悪循環。


こういうのが続くので社員は疲弊。取引先に八つ当たり。「俺が言ってるんだから、もっと安くしろよ!」と叫んで受話器を叩きつける。で、取引先が離れていく。結果、仕入値上昇。誰も幸せにならない。

真面目な若手を追い込むブラック文化として、
会議の最初と最後に社是社訓を全員で絶叫(旧日本海軍の標語がオマージュ、難しくて誰も理解できていない)。
社員に作らせた標語が社内中に貼られる(「自己責任」「全員営業!」「成果の無い日を作らない」)
など、「営業成績が上がらないのは自分が悪いんだ」と自分を責めさせる空気が醸成されていく。

こういうのは詳しく書くとすぐに身バレするので、このぐらいにしとく。昔の話で覚えていない。とにかくあの数年間は特にひどかった。ただ、人の尊厳を踏みにじる下品な宴会芸は、やらされていたのではなく、学生時代に調子に乗ってた奴が学生のノリのまま空気を読まずに、頼まれてもいないのにやっていた感はある。で、年長者にイラッとされてもっとひどいことをやらされる感じではないかと(やらされるところは見ていない)。

なんていうか、直接関係ないけど本社のトイレが男女同室、パーテーションで仕切られているだけのような粗末な会社で、暴力が支配する会社で働いても同じこと言えるのかな。個人の意思関係なくやらされるのが、僕の知っているブラック企業の特徴なんですよ。