やさぐれメモ

やさぐれた30代男性の自由帳

勉強しといてよかった/しとけばよかった

生きていると、たくさんの分岐点が待っている。

必ず、いずれかの道を選ばなければならない。
でも勉強しておくと知識が増えて、知恵もつく。

すると、自分にとって、より良い選択肢を選べるようになる。
結果、後悔の少ない人生を歩むことができる。

選ぶ悩みや苦しみも出てくるけれど、可能性が増えるのだから、選べないよりずっといい。

 

やはり人生の選択肢が広がるから、勉強しておいたほうが良い。
以下、振り返ってみて、勉強しておくといいこと/しておいてよかったこと/しとけばよかったこと。

 

◆算数
数の大小イメージや割合と、暗算。

極端な話、100円と1,000円、1,000,000円の大きさの違いなんかがイメージできていると、ビジネスマンになったときに、何かと楽。

例えば100円の誤差に対して、分母が1,000円なのか100,000,000,000円なのかで重要度がまるっきり違ってくる。

スーパーでの買い物でよく母と金額の暗算をやった。感謝。

 

一日あたりの平均買い物金額×30日に対して、50円のお菓子が及ぼす影響は微々たるもの、的なおねだりとか。

 

あと11×11=121、12×12=144、、、20×20=400の暗記。

小学生の時に通っていた塾で暗記させられたのは、一生の財産だ。

ちなみに、同時に暗記させられた3.14の倍数は、試験でしか使わなかったな。

※暗記「させられた」ていうのがポイント。後述。

 


◆日本の歴史、世界の歴史
歴史番組を見る楽しみが増えるだけじゃない。
外国人と仲良くなれる。外国人と話す機会が増えてくると、知識のなさを痛感する。

 

「日本の食事って和食に限らず、バラエティ豊かだよね、なんで?」

たしかに、麻婆豆腐やらクラムチャウダーやらボルシチやら、世界中の料理を楽しめる。

冷凍食品でパエリアとか、街に出て屋台でケバブとか、日本にいながら世界一周できてしまう。

以下、ダミー回答。
それは戦後、米国による占領下で栄養学の観点から、和食から洋食に食事のスタイルが変わったから。
だけど洋風の食事に欠かせない食材はアメリカなどからの輸入に頼らざるを得なかったりして、気が付いたら食料自給率の低い国になってしまった。
日本は、あなたの国の牛肉、あなたの国の小麦に支えられている。本当に感謝してるよ。

 


「日本人は神道とか仏教とかキリスト教とか、全部信仰しているの?」

以下、ダミー回答。

古代日本は神道だったけど、500年代に仏教が、中世にはキリスト教が流行ったりしたよ。
で、戦後、信仰の自由が国によって保証されて、しかもそれには信仰しない自由も含まれているんだ。
それで様々な信仰の習慣から気に入ったやつをその時々でチョイスしてるんだ。
新年の神社へのお参りとか、バレンタインデー、盆踊り、クリスマス、なんてね。

神道天皇の神格化が戦争に拍車をかけた戦前の反省も踏まえて、国民が極端にひとつの思想に傾倒しないように、バランスよく物事を見る教育がなされていることも一因かもね。


解答例はどちらもインターネットからとってきた情報の寄せ集めダミーだけど、こんな感じで歴史的・文化的背景を含めて説明できると、外国人は喜ぶ。もっと関心を持ってもらえる。話をしたがってもらえる。

 

 

◆英単語
ひとつでも多く知っておくこと、これに尽きる。
仕事で英語が出てくると、単語を調べる作業が本当に面倒。

分からない単語が続くと、仕事が進まなくて、ものすごくストレスを感じる。

メールなど英作文の状況も多いから、前置詞まで覚える必要があったと、振り返ってみて思う。

 

微積
これはやらなかった後悔。

株式投資で小遣い稼ぎをしている。
株式のチャートは、波。

短期で利益を出したいとき。
長期で相場を眺めたいとき。

ある期間における高値と安値、終値との乖離率。

この辺を直感的に理解するのに、微分の感覚が必要なんだと思う。
ん、積分かな? どっちだ?

ちなみに、株式数を乗じる含み損(益)の計算は、暗算の効用がある(笑)。

 


◆名著の読書
勉強とは少し違うけど。

家の近所や学校の周りに大きな本屋や古本屋があったので、子供の頃からよく通った。。

適当にいくつか。
梅棹忠夫「文明の生態史観
ルース・ベネディクトの「菊と刀
倉田百三の「青春をいかに生きるか」
セネカ「人生の短さについて」
武者小路実篤「友情」
サミュエル・ハンチントン文明の衝突
五味川純平「人間の条件」
有吉佐和子恍惚の人
ピーター・ドラッカー「ネクスト・ソサエティ


本は、人類史上に名を残す賢人たちの叡智が詰まっている。
それが古本屋で、文庫であれば10円で売っているんだから。

こういった本を多感な10代のうちに、読んでおくと2つの効用が得られる。
まず、アルバイト経験とは異質な、大人の目線、思考回路が得られる。
そして後年、教養として涵養され、読んだ人と仲良くなれる。


清少納言の「香炉峰の雪」みたいなものか。

経営者になるような人は、名著を手に取っている人も多い。
そんな人と知己になれると、人格の形成、成長が進む。
決して、知らない人にひけらかすものではなく。VERY妻じゃないんだ。

 

 

そのほか、駄文。

◆暗記「させられていた」
ここがポイント。

小5から中学受験の塾に通い始めた。
でも受験する気はなくて、友達が通っている塾というものに行ってみたくて両親に聞いたら、あっさりとOKが出た。

 

で、近所にある「山田義塾」に入ったら、そこは中学受験の進学塾だった。

学校より1年速い進度で授業が進んでいたのに、びっくりした。
楽しかった半面、これじゃあ学校のクラスメート鈴木君に敵わない、と思った。学研と四谷大塚で楽しみながら勉強していた彼は、開成はダメだったが巣鴨中に進んで、今は医者をやっている。

この小6のときに初めて、私立中に進む彼らとは、大人になったら何かすごく大きな差が付いてるだろうな、って思った。

ただ、その差が何かは、その時はまだよく分からなかった。とりあえず直線の傾きが算数とは違う世界で初めてイメージできたのを覚えている。レバレッジ

補習塾的にのほほんと通っていて、6年になったらそれまでの3クラスが6クラスに分かれて驚いた。

真ん中のクラスだったのが、下から3番目になった。

真ん中より下なのが気に入らなかったけど、ちょっと勉強したら、すぐにクラスがひとつ上がった。
一方で、中学受験には全く興味がなかった。親も受験費用は用意していたものの、理社をやっていなかったのもあって、2科目で受験できる、行かせたいと思う中学があまりなかった、と後年語っている。

夏を前に、補習コースに移った。

この補習コースも楽しかったが、私立中に行く連中との差は、もう埋められないな、って思った。

 

高校二年の夏に一念発起、都内の予備校に通って、私立高校の友達と一緒に勉強するようになって、偏差値の差、中高の勉強量の差、人生のレールをはっきり意識した。都内進学校の彼らは聡明で、大人びて見えた。彼らと同じ急行に乗り換えようと必死になった。

その後、平凡な公立高校から大学受験で頑張って、一瞬だけ差を埋めたつもりになったけど、中学受験のやつらとは貯金が違うんだな。

 

大学で再度認識したけれど、特に私立御三家や国立高校出身のやつらは、マニアックな故事成語だとか、有機化学の知識だとか、難読地名とか、とにかく物識りだった。

バイトの手際もよかったし、会計の暗算も速い。大人との関係構築もそつなくこなし、誰からも気に入られる。面倒な客を上得意客に変えてしまう。エリートって、きっとこういうのを言うんだな、と悟った。

人生には、勉強すべき時がある。

彼らの知恵、知識、生き方は、中高6年間の教育、ひいては小3から10年間の教育の賜物だ。

だからプレジデントファミリーを鼻で笑いつつ、意味や理由が理解できていなくても、勉強は早いうちからやっておくにこしたことはない。

何が幸せかは人それぞれだ。
それでも、人生の分岐点で選択肢が多いほうが、より不安の少ない、幸せな人生が送れる。

 

もちろん、年齢に関係なく、気が付いた瞬間から始めればいい。
勉強とそれによって培った教養や知識は、間違いなくその後の人生で役に立つ。

 

そして、生まれ変わったら、もっと早くから勉強に打ち込みたい。


もっと不安のない、平穏な人生を送りたいものだ。